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      全中地研の活動や中学校地理教育に関する情報を提供するHPです

楽しい授業をつくるためのスキルアップ講座

「予習を必要とする授業づくりの工夫」


1.予習することの意味
 ・予習を必要としないということは、あらかじめ答えを知らせず、授業の中で答えが与えられる授業であり、いわば「知識が
  ゴール」のつめこみ学習
 ・では「予習を必要とする授業」とは?
 ・その一例として、地図記号を予習させる授業はどうだろうか
 ・「私の島」の地図を書いてみよう:雑誌『地理』にも掲載
 ・作品は廊下に貼って表彰する、つまり「地図コンクールがゴール」となる学習
 ・友だちの様子も見てよいし、地名も自由につけてよい
 ・二人一組になってやってみましょう
 ・なぜか大学生達にこの作業をやらせると、かなり盛り上がる

2.「私の島」を描く
 ・できるだけ地図らしく見せるためには?
 ・紙をできるだけ大きく使ってください
 ・島に鉄道は不要でしょう、ただし港がないと島は孤立してしまう
 ・水源も必要でしょう、道路はどのようになっているでしょうか
 ・小中併設校としても、先生は学校というものを大きく書きたくなるものですね
 ・「民宿」の地図記号を考えてみましょう
 ・記号は単純で書きやすいものがよく、文字は使わないで表しましょう
 ・大分白いところが多いような
 ・何だか等高線がちょっと単純ですね
 ・どうぞ、敵情視察もなさってください

3.地形図は記号のかたまり
 ・地図記号を見る機会を増やす
 ・それぞれの作品にいい所を見いだして、一枚一枚に賞をつける
 ・島のようすを思い浮かべながら創造する
  作業:記憶に残る
 ・繰り返し地図記号を見ることによって、自然に地図記号が覚えられる
 ・等高線を描くテクニック
 ・地図に距離感を持たせるには
 ・地図を見ながら歩きたくなるような島に

4.地図コンクール
 ・みなさん、地図を見やすい状態に、見てほしい方向においてください
 ・これから「私の島」地図のベスト3と、「民宿」の地図記号としてふさわしいもののベスト3を決めましょう
 ・どうぞ自由に動き回ってください
 ・一番よいと思う作品を選んで、あとで挙手してください
 ・地図に親しませたい、どうやってその機会をつくるか
 ・地図記号に慣れてもらう、身近に感じられるような作業
 ・どうやってやれば真剣に取り組むか

5.地域的特色の表し方
 ・「東京の下町」が浮かび上がるような質問とその答えを、10ほどあげてみよう
 ・山の手と下町の違いとは?
 ・画用紙を裏返して、4つのコーナーに分けてください
 ・日本の気候区を4つのコーナーで表してみましょう、お二人で分担してください
 ・北海道、太平洋側、日本海側、南西諸島はどういう気候なのか
 ・図版を入れてもいいしイラストを使って表現してもいい、文章を使ってはだめです
 ・ともかく何をあらわすのか、それぞれ担当したところの気候の特色が、どう表現したら明らかになるのか、ここをしっかり
  おさえてください
 ・ある程度言葉を添えても結構です、早くできあがってきた部分で
 ・最後にチェックをしましょう
 ・何を表現しようとしていたのか、どうぞ説明し合ったり、お互いに質問し合いながらすすめてください





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